2009年、DJとしても活躍するマッシモ・ジョルジェッティがミラノを拠点に設立。ブランドを立ち上げた後、すぐに世界的な成功を収め、イタリアでもっとも活躍が期待される若手デザイナーのひとりとして世界中から賞賛されている。メンズ・ウィメンズともに展開し、2014年からはキッズコレクションも開始。

マッシモ・ジョルジェッティは、高校時代に会計士の資格を取り、ファッション関係のみならずコンサルタントなどの仕事もこなしていた。コンサルティングとDJの仕事で世界中を旅しながら、より大きな規模で自分のブランドを作りたいとMSGMを立ち上げた。そのため、MSGMのデザインにはクリエイティブな要素に加えて、企業家精神やトレンドなど商業的な要素が組み込まれている。

"ハッピーでフレッシュで時代性を反映させること"がブランドのポリシー。若い世代にも買えるものでなければならないという意思で、コレクションブランドながら秋冬のコートの価格を6万円台から設定している。

あらゆる要素を混在させ、"パターンオンパターンの魔術師"と言われるマッシモ・ジョルジェッティのデザインは、DJをはじめとするファッション以外の職歴が影響していると言われる。音楽に対する造詣も深く、コレクション製作は音を決めることから始める。